呼吸で解毒ックス

意識しない呼吸と意識した呼吸

植物と呼吸で睡眠の質を向上させましょう

呼吸について久しぶりに
呼吸について考える人はどのぐらいいるでしょうか?

意識しない呼吸は生活の呼吸です
動物が生きるためにする呼吸
無意識に脳と神経が動かしてくれている体の運動です

では意識した呼吸はなんでしょう?

なにかの目的があって意識的に呼吸を操り
体に起こる作用を期待することです
誰でも体感している意識をしている呼吸があります

それはランニングです
ランニングがキツくなると
意識した呼吸にしないと持続するのが大変になります
だいたいは鼻呼吸から口呼吸に変化します

逆にそうなることがわかっていると
最初から意識した呼吸でランニングすると思います

みなさん解剖生理学を学び知り得たことではなく
体感、経験からそれが体にとって
都合が良いことがわかっていることです

他にも多くの人が体感していることに深呼吸があります
緊張したとき気分を落ち着かせるには
息を大きく吸ってゆっくり吐きませんか?

これらのことがなぜ体に作用するのか
女性が体感していることが、出産時の呼吸法です
ヒッヒッフー的な
その他にもメソッドとして確立されているヨガもそうです
呼吸は神経に連動しています

神経は身体中に張り巡らされていますが主体の神経があります

それが中枢神経です
中枢神経は脳から脊髄にドバッと配置されています

中枢神経がヒトの生命活動を維持してくれています
この生命活動には2種類の神経活動があります

それが交感神経と副交感神経
これを野性的な感覚に置き換えると

交感神経は戦いの神経
副交感神経は守りの神経

と位置付けれます、具体的に例えると

ヒトがクマと遭遇したとします、ヒトはまず青ざめます
そして死を意識した危険信号が脳から神経に発信されて
ヒトは交感神経が優位な状態になり、戦闘モードになります
この戦闘モードは
攻撃するもしくは逃走するという2つのモードです

そこで交感神経は
この攻撃するもしくは逃走することに、必要な体の運動をメインに動かそうと増加し、必要のない活動は低下させます
この低下させる活動が、守りの活動であり
それを統括しているのが副交感神経です

クマと遭遇すると
戦闘モード交感神経が優位になり、防御モード副交感神経が劣位になります

クマとの遭遇の危険値は脳の中でどういうことに位置付けられているのでしょうか
これがストレスです
ストレスと遭遇すると、交感神経が優位になり、副交感神経が劣位になります

人のリアルな話に置き換えると
友だちのことを想像してみてください

友だちが電車の遅れで遅刻気味です
就職面接会場にあと5分で到着しないと、面接が受けられなくなります
ギリギリ2分前に到着、あなたの隣に慌てて座り込みました
あと1人で友だちの面接の順番です
まだ息を切らして肩で息をしている状態です
とんでもないストレスが友だちにのしかかっていると思われます

あなたはなんとアドバイスしますか?

おそらく、
とにかく落ち着いて、深呼吸、深呼吸、息を整えて!
深呼吸をすれば、落ち着く
ということをなぜかあなたは知っている、ということになります
他の多くの人が知っていると思います

深く息を吸って、ゆっくり息を吐く、
交感神経が優位な状態から、副交感神経が優位な状態に変化する
と言うことを
感覚的に知っていると言うことになります

呼吸を吐くことに意識することは、副交感神経を優位にします
これは科学的根拠です

これが意識した呼吸です
この呼吸をうまく利用できるようになると

睡眠の質を上げる、だけではなく

体の一部の体温を上げることも、体の血流を上げることも、脳の活動量を上げることも、他にも様々な活性化現象も

可能になることがあります

このメソッドがマインドフルネスの基盤であり、仏教では瞑想と言われるものです

意識した呼吸法を覚えて
副交感神経を優位に向けて
睡眠の質を上げましょう